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海外旅行の計画を立てるあの高揚感のなか、ふと頭をよぎる一抹の不安。「この愛用の時計、旅先に持っていっても本当に大丈夫だろうか…?」。海外旅行で高級腕時計を身につけることの危険性については様々な情報が飛び交っており、時計を心から愛する者として非常に頭を悩ませる問題ですよね。
私自身、旅先のレストランで袖口からお気に入りの一本が覗く瞬間に、この上ない喜びを感じる人間です。だからこそ、「危ないから置いていけ」という短絡的な結論ではなく、リスクを正しく理解し、万全の対策を講じた上で「どうすれば愛機との旅を楽しめるか」を真剣に考えたいのです。
この記事では、まことしやかに語られる危険性の真相から、今日から実践できる具体的な防衛策までを徹底的に解説します。
この記事のポイント
- 海外で腕時計が狙われる本当の理由と巧妙な盗難手口
- 服装から行動まで、今すぐ実践できる具体的な安全対策
- 万が一の事態に備える、最強の保険と事前準備の知識
- リスクを管理し、安全に腕時計と旅を楽しむための判断基準
海外旅行で高級腕時計をすることは、本当に危険なのでしょうか。その答えは、単純なYES/NOではありません。この記事を最後まで読めば、その漠然としていた不安の正体が明らかになり、あなたの状況に合わせた最適な判断を下せるようになっているはずです。
なぜ海外旅行で高級腕時計は危険?巧妙化する盗難手口

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せっかくの海外旅行、お気に入りの一本を腕にして特別な時間を過ごしたい。時計愛好家なら誰もがそう思うはずです。私自身、旅の相棒としてブライトリングのナビタイマーを選ぶ高揚感は何度経験しても良いものです。
しかし、なぜこれほどまでに「海外旅行で高級腕時計は危険だ」と言われるのでしょうか。ここでは、その背景にある窃盗団の巧妙な手口と、彼らがどこを見ているのか、その冷徹な実態に迫ります。
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犯人が高級腕時計を一瞬で見抜く理由
「なぜ、すれ違っただけの一瞬で自分の時計が高級だとバレるのか?」これは多くの人が抱く素朴な疑問でしょう。答えは単純明快。彼らが窃盗のプロだからです。
彼らは単なるチンピラではなく、ブランド、人気モデル、さらにはステンレス、ゴールド、プラチナといった素材の価値まで熟知した専門家集団なのです。実際、窃盗グループの中には元時計店員や質屋関係者が含まれているケースも珍しくありません。
彼らが見ているのは、時計そのものだけではありません。むしろ、持ち主の服装、靴、バッグ、そして立ち居振る舞い全体から「裕福な観光客かどうか」を判断しています。その上で、腕元に光る時計が彼らの「リスト」にあるモデルであれば、ターゲットとしてロックオンするのです。
例えば、ロレックスのオイスターケースが持つ独特の塊感や、ジュビリーブレスレットのきらめき、オーデマ・ピゲのロイヤルオークが持つ八角形のベゼルは、まさにブランドのアイコン。我々が思う以上に、時計は雄弁に持ち主の情報を語ってしまいます。

まるでイリュージョン!プロ集団による盗難手口

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海外での腕時計盗難は、単独犯による衝動的な犯行と考えるのは間違いです。その多くは、周到に計画されたチームプレイ。見張り役、注意を引く「役者」役、実行役、そして逃走を助ける役など、役割分担がなされており、その手口はまるでイリュージョンのようです。
典型的な手口をいくつかご紹介しましょう。
- 注意散漫型:「すみません、道を教えて」「ケチャップが服に付いてますよ」などと親切に話しかけて注意を逸らし、その隙に仲間が背後から腕時計を外して立ち去ります。あまりの自然さに、盗まれたことに気づくのは数分後というケースも少なくありません。
- 接触型:観光地で馴れ馴れしく話しかけてきて、強引に握手を求めたり、肩を組んできたりします。その身体が接触した一瞬の混乱に乗じて、巧みにクラスプを外し盗み去ります。
- 強奪型:最も悪質で危険な手口です。バイクや電動スクーターに乗った二人組が歩行者の背後から近づき、力ずくで腕から時計を引きちぎって逃走します。抵抗すれば暴行を受ける危険性も伴います。
これらの手口は、観光客が土地勘がなく、言葉の壁があるという弱みに巧みにつけ込んできます。常に「狙われているかもしれない」という意識を持つことが重要です。
特にヨーロッパで腕時計盗難が多い国と都市
残念ながら、世界中どこでも高級腕時計が狙われる可能性はありますが、特に被害が集中している危険なエリアが存在します。外務省の海外安全情報や海外メディアの報道を見ても、近年ヨーロッパの主要観光都市で被害が急増しているのは紛れもない事実です。
具体的に、特に注意が必要な国と都市は以下の通りです。
- イタリア:ローマ、ミラノ、ナポリ
- スペイン:バルセロナ、マドリード、イビサ島
- フランス:パリ、ニース、カンヌ
- イギリス:ロンドン
これらの都市に共通しているのは、世界中から裕福な観光客が集まること、そして盗品をさばくための闇市場が存在することです。花の都パリ、情熱の国スペイン…私たちが抱く華やかなイメージの裏には、観光客を虎視眈眈と狙う犯罪グループという暗い影があることを、決して忘れてはなりません。
渡航前には、必ず外務省の最新情報を確認する習慣をつけましょう。
ロレックス以外も!危ないブランドの傾向とは

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腕時計盗難と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはロレックスでしょう。確かに、その圧倒的な知名度と換金性の高さから、ロレックスが最大のターゲットであることは間違いありません。しかし、「ロレックスでなければ大丈夫」と考えるのは非常に危険です。
窃盗団は、私たちが思う以上にブランドの価値を正確に把握しています。ロレックス以外で特に狙われやすいのは、以下のブランドです。
- オーデマ・ピゲ(特にロイヤルオーク)
- パテック・フィリップ(特にノーチラス、アクアノート)
- リシャール・ミル
- ヴァシュロン・コンスタンタン(オーヴァーシーズ)
これらのブランドは、一目でそれとわかるアイコニックなデザインと、超高価格帯であることが広く知られています。では、私が愛するブランパンやユリス・ナルダンのような、いわゆる"通好み"のブランドなら安全なのでしょうか。
正直なところ、「比較的マシ」というレベルでしかありません。プロが見ればその価値はわかりますから、「絶対安全」とは決して言えないのです。総じて、アイコニックなデザインで、ゴールドやプラチナ、宝飾が使われているモデルは、ブランドの知名度に関わらずリスクが高いと認識すべきです。

空港の到着ロビーやレストランのテラス席
「危険なのは、治安の悪い裏路地だけ」と思っていませんか?実は、窃盗団がターゲットを物色し、犯行に及ぶのは、私たちが油断しがちな「平和に見える場所」がほとんどです。
例えば、空港の到着ロビー。長時間のフライトによる疲れと、目的地に着いた安堵感から、誰もが最も気が緩む瞬間です。大きな荷物を持って移動している無防備な旅行者は、彼らにとって格好のターゲットに見えます。同じように、ホテルのチェックインカウンターなども注意が必要です。
また、ヨーロッパの街並みを楽しむのに最高のレストランやカフェのテラス席も、非常にリスクの高い場所です。美しい景色や美味しい食事、楽しい会話に夢中になっていると、腕元への注意は散漫になりがち。その一瞬の隙を、彼らは決して見逃しません。
テーブルの上にスマートフォンや財布を置く行為も、スリを誘い込むようなものなので絶対にやめましょう。危険は非日常的な場所だけでなく、旅の日常にこそ潜んでいるのです。
「自分だけは大丈夫」という過信が生む悲劇
ここまで、海外での腕時計盗難の具体的な手口や危険な場所について解説してきました。しかし、旅先で私たちの最も手強い敵となるのは、巧妙な窃盗団そのものではないのかもしれません。
本当の敵、それは他ならぬ自分自身の心の中にある「自分だけは大丈夫だろう」という根拠のない過信です。「これまで何度も海外へ行っているが、一度も被害に遭ったことはない」「自分は注意深い性格だから大丈夫」といった過去の成功体験や自己評価が、知らず知らずのうちに心の隙を生み出します。
窃盗団は、そうした旅行者の油断や一瞬の気の緩みを嗅ぎつけ、そこをピンポイントで突いてくるプロフェッショナルです。悲劇はいつも、ほんの少しの過信という名の扉から忍び込んできます。
まずは「危険は確かに存在する」「自分もターゲットになる可能性がある」という事実を謙虚に受け入れること。この心構えこそが、あらゆる安全対策の礎となるのです。この認識があって初めて、次にご紹介する具体的な対策が本当に意味を持ち始めます。
海外旅行で高級腕時計の危険を回避する【鉄壁の対策3選】

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腕時計盗難の危険性はご理解いただけたかと思います。では、愛用の時計と共に安全に旅を楽しむためには、具体的に何をすればよいのでしょうか。
ここからは、私自身も実践している具体的かつ効果的な対策を「①ステルス術」「②危機管理術」「③保険と準備の術」という3つの鉄則に分けて、徹底的に解説します。これらを実践すれば、盗難のリスクを劇的に下げることができるはずです。
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対策①:気配を消す「ステルス術」
第一の鉄則は、自らが「獲物」であることを犯人に悟らせないことです。つまり、「高価な腕時計を持っている裕福な観光客」という記号を消し去ること。まるで忍者のように気配を消し、窃盗団のレーダーに映らないようにする。これが「ステルス術」です。
犯人は、無差別に人を襲っているわけではありません。彼らは常に「効率よく稼げるターゲット」を探しています。そのターゲットリストから外れることが、最も基本的な防御策となります。
具体的には、服装に気を配り、時には腕時計そのものを隠すといった行動が求められます。次の項目から、その具体的な方法を見ていきましょう。
季節を問わず長袖を着用する基本の防御
ステルス術の基本にして、最もシンプルで効果的な方法が「長袖を着る」ことです。腕時計を物理的に隠し、犯人の視界に入れない。これに勝る防御はありません。
南国のリゾートへ行くのに長袖は…と思うかもしれませんが、命や大切な資産を守るためには必要な投資です。何も厚手のジャケットを着込む必要はありません。灼熱の場所であれば、通気性の良いリネン素材のシャツや、ごく薄手のサマーカーディガンなどを一枚羽織るだけで十分です。
ポイントは、シャツのカフ(袖口)が自然に腕時計を覆い隠してくれること。半袖Tシャツに短パンという開放的なスタイルは、腕元を完全に無防備に晒しているのと同じだと考えてください。
この「長袖戦術」は、単に時計を隠すだけでなく、いかにも「警戒心の薄い観光客」という印象を和らげる効果も期待できます。

TPOに応じ腕時計を外す勇気を持つ

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愛用の時計ですから、旅の間ずっと身に着けていたい気持ちは痛いほど分かります。しかし、そのこだわりが悲劇を招くこともあります。ステルス術の要は、状況に応じて姿を消すこと。つまり、危険な場面では腕時計を外す「勇気」を持つことです。
例えば、以下のような状況では、腕時計は外してカバンの奥深く(もちろん、スリに遭いにくい構造のものです)にしまうか、ホテルの金庫に預けるべきです。
- 夜間に治安が良いとは言えないエリアを歩くとき
- 地下鉄やバスなど、不特定多数が密集する公共交通機関を利用するとき
- 活気のある市場(マルシェ)など、人とぶつかるほど混雑した場所に行くとき
- 観光地の人気スポットで記念撮影をするとき
高級レストランでのディナーなど、「ここぞ」という場面でのみ着用し、それ以外の移動時などは隠す。このメリハリこそが、大人の時計愛好家の上級テクニックと言えるでしょう。
対策②:状況を支配する「危機管理術」
第二の鉄則は、そもそも犯人が「仕事」をしにくい状況、つまり犯行に及ぶチャンスを与えないことです。危険な場所に近づかない、危険な振る舞いをしない、という能動的な行動でリスクを回避する。それが「危機管理術」です。
ステルス術が「気配を消す」という守りの戦術だとしたら、この危機管理術は「危険を予測し、先回りして回避する」という攻めの防御と言えます。どんなにうまく隠していても、危険な状況に自ら飛び込んでしまっては意味がありません。
自分の身は自分で守るという強い意識が、この術の根幹となります。
危険なエリアと時間帯を徹底的に避ける
危機管理術の基本中の基本、それは「危険だとわかっている場所と時間には、絶対に近づかない」ということです。これは鉄則です。
出発前に、外務省の海外安全情報や現地の治安情報を徹底的にリサーチし、旅行者や地元民が「危ない」と忠告するエリアを地図上でマークしておきましょう。スマートフォンの地図アプリにピンを立てておくのも効果的です。
特に、夜間の一人歩きや、街灯の少ない路地裏などは論外です。言うまでもありませんが、絶対に避けてください。移動は流しのタクシーではなく、ホテルのフロントで呼んでもらうか、信頼できる配車アプリを利用するのが賢明です。
また、前述の通り、レストランでは開放的なテラス席よりも、できるだけ壁を背にした店内の奥の席を選ぶ。こうした小さな積み重ねが、リスクを大幅に減らしてくれるのです。
ホテルのセーフティボックスは最終手段
「日中は外して、ホテルの部屋の金庫に入れておけば安心」そう考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、残念ながら部屋に備え付けのセーフティボックスは、我々が思うほど安全ではありません。
もちろん、机の上に出しっぱなしにしておくよりは何倍もマシです。しかし、ホテルの従業員(清掃員や悪意を持ったスタッフ)がマスターキーや暗証番号で開けてしまう盗難事件は、後を絶ちません。また、ボックス自体が簡易的なもので、簡単にこじ開けられたり、持ち去られたりするケースも報告されています。
もしどうしても預けるのであれば、フロントにある「貸金庫(セーフティ・デポジット・ボックス)」を利用する方が格段に安全です。部屋のセーフティボックスは、あくまで「最終手段」であり、過信は禁物と心に刻んでおきましょう。

対策③:被害を最小化する「保険と準備の術」
そして最後の鉄則が、これまでの対策をすべて実践したにもかかわらず、万が一被害に遭ってしまった場合に、その損害を最小限に食い止めるための「保険と準備の術」です。
これは、不幸な出来事が起こってしまった後のための、究極の防衛策です。完璧な対策というのは存在しません。不運にもプロの窃盗団のターゲットとなり、愛機を失ってしまう可能性はゼロではないのです。
その時に「ああ、やっておけばよかった」と後悔しないために。出発前に必ず済ませておくべき、金銭的・精神的ダメージを和らげるための重要な準備について解説します。
腕時計の盗難をカバーする海外旅行保険の現実
「保険に入っているから、万が一盗まれても大丈夫」と考えているなら、それは大きな誤解かもしれません。確かに、海外旅行保険に付帯する「携行品損害補償」は、腕時計の盗難も補償の対象となります。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。それは「補償限度額」です。ほとんどの保険プランでは、携行品損害の補償額は「1個、1組あたり10万円」が上限と定められています。つまり、たとえ300万円の腕時計が盗難に遭っても、保険で支払われるのはたった10万円、というのが厳しい現実なのです。
※プランによっては20~30万円の場合もありますが、時計の価値には遠く及びません。クレジットカード付帯の保険も同様のケースがほとんどです。高級腕時計の価値を全額カバーしてくれる保険は、ほぼ存在しないと認識してください。
出発前に、ご自身が加入する保険の「携行品損害の補償限度額」を必ず確認しておきましょう。
保険請求の切り札!シリアルと保証書の写真

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たとえ補償額が少額であっても、保険金を請求しない手はありません。また、現地警察へ被害届を出す際にも、「その時計が確かに自分のものであった」という証明が不可欠になります。その時のために、日本にいる間に必ずやっておくべき準備があります。
それは、腕時計のシリアルナンバーが記載された保証書と、腕時計本体(文字盤のアップ、ケースバックの刻印など)の鮮明な写真をスマートフォンで撮影しておくこと。そして、その画像データを、スマートフォン本体だけでなく、Google DriveやiCloudといったクラウド上にも保存しておくのです。
こうしておけば、万が一スマートフォンごと盗まれたとしても、別のPCやタブレットからデータにアクセスできます。この準備があるかないかで、盗難後の手続きの労力とスムーズさが天と地ほど変わってきます。
パスポートの写真や航空券の控えなどと一緒に、必ず実行してください。

代わりの一本はG-SHOCKなど安い時計が最適解か
ここまで様々な対策を解説してきましたが、それでも「やっぱり不安だ」「盗難のリスクに怯えながら旅行するのは楽しめない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。その感覚は、決して間違いではありません。
リスクをゼロにする唯一の方法、それは「持っていかない」ことです。これもまた、時計を愛するがゆえの、非常に賢明な「危機管理術」の一つです。とはいえ、旅先で時間がわからないのは不便極まりない。そこで活躍するのが、気兼ねなく使えるセカンドウォッチです。
盗難のリスクが限りなくゼロに近く、防水性や耐久性にも優れ、どんな服装にも意外とマッチする。そんな条件を満たす最適解の一つが、カシオのG-SHOCKではないでしょうか。あるいは、現地の時間をすぐに表示できるスマートウォッチも非常に便利です。
愛機には自宅でゆっくり休んでもらい、「今回は旅と景色、食事を楽しむことに集中する」と割り切る。これもまた、腕時計との成熟した素晴らしい付き合い方だと、私は思います。
総括:海外旅行での高級腕時計の危険は対策次第で管理可能
今回は、海外旅行における腕時計の危険性と、それを乗り越えるための具体的な方法について見てきました。

- 海外での腕時計窃盗団はブランド価値を熟知したプロ集団である
- 犯人は時計だけでなく服装や振る舞い全体で裕福な観光客か判断する
- 盗難手口は注意散漫や接触を狙った巧妙なチームプレイが基本
- イタリア、スペイン、フランス、イギリスの主要観光都市は特に危険
- ロレックスだけでなくオーデマピゲやパテックフィリップも主要ターゲット
- 「自分は大丈夫」という根拠のない過信が最大の敵である
- 対策の基本は長袖着用などで時計の存在感を消す「ステルス術」
- 危険な場所や場面では時計を外して隠す勇気も重要
- 危険なエリアや時間帯に近づかないことが何よりの「危機管理術」
- レストランではテラス席を避け、壁を背にする席を選ぶ
- ホテルの部屋のセーフティボックスは絶対安全ではなく最終手段と心得る
- 海外旅行保険の携行品損害は「1品10万円」が補償限度の一例
- 保険で高級腕時計の損害全額をカバーすることはほぼ不可能
- 出発前に時計の保証書と時計本体の写真を撮りクラウド保存は必須
- シリアルナンバーの控えは警察や保険の手続きで切り札となる
- リスクを完全に回避するならG-SHOCK等のセカンドウォッチも賢い選択
最後に
この記事を読んで、旅の供としての腕時計との付き合い方を改めて考えるきっかけになれば幸いです。ちなみに、記事の最後で少し触れた「代わりの一本(セカンドウォッチ)」に興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
以下の記事では、まさに海外旅行のような非日常のシーンで気兼ねなく使え、それでいて時計好きの心も満たしてくれる、おすすめのセカンドウォッチを厳選して紹介しています。あなたの次の旅の相棒が見つかるかもしれませんので、ぜひ併せてご覧ください。
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